日頃よりドレミ調剤薬局をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます連日暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
今回は『ドライアイ』についてお話したいと思います。
『ドライアイ』とは?
目を守るのに欠かせない涙の分泌量が減ったり、量は十分でも涙の質が低下することによって、目の表面を潤す力が低下した状態を『ドライアイ』と呼びます。現在、日本では約800~2,200万人ものドライアイの患者さんがいるといわれています。
ドライアイの症状
・目が乾いた感じがする ・目がごろごろする
・目の疲れや痛み ・光を見るとまぶしい
・ものがかすんで見える …など
ドライアイになりやすい要因は?
・年齢
年齢を重ねると涙を作る「涙腺」の機能が低下し,
涙の分泌量が減少するため、 ドライアイの原因の
一つと考えられています。
・過度のVDT(visual display terminals)作業
パソコン、スマートフォンなど、モニターを見つめる作業に集中することで瞬きの回数が減ってしまい、目の乾燥症状が起こりやすくなります。
普段私たちは1分間に20~30回ほどまばたきをしますが、パソコン等を見続けている際には普段の1/3ほどになっているんです
・コンタクトレンズの装用
コンタクトレンズで角膜にフタをした状態になると、涙の交換率がぐんと下がってしまいます。特にソフトコンタクトレンズ装用者では、ドライアイの割合が多いことが知られています。
・乾燥した環境
エアコンのきいている部屋で吹き出し口に直接当たる
ところや、冬の乾燥した季節にも症状が悪化することが
あります。
その他、涙腺や唾液腺に対する自己免疫疾(シェーグレン症候群)、一部の血圧下降剤・精神安定剤の服用、喫煙 などが原因でも起こることがあります。
日常のドライアイ対策
・長時間のVDT作業や車の運転時などは、瞬きの回数が減るので1時間に10~15分ほど適度に目を休める
・目薬をさして涙液を補う
・エアコンが直接当たらないようにしたり、乾燥がひどい時には加湿器などで保湿する。
・目を温める
仕事の終わった後や夜などに、20分以下を目安に蒸しタオル(お風呂の適温温度40度~42度くらい)などで温める。
人口涙液型点眼液ソフトサンティアは、涙に近い性質で、涙液不足に伴う目のかわき(ドライアイ)・異物感などの不快な症状を改善。すべてのタイプのコンタクトレンズ[ソフト・O2・ハード・ディスポーザブル(使い捨て)]を装着したまま点眼することができます。防腐剤無添加で約10日間使用タイプです。
慢性的な目の不快感や目の疲れ、見えにくさなどを感じる場合には早めに眼科を受診するようにしましょう