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以前、女性の体は女性ホルモンと深い関係があるとお話しましたが、女性ホルモンにはメタボを防ぐ働きがあることをご存知ですか?
メタボリックシンドロームって何?
「メタボリックシンドローム」は「内臓脂肪症候群」とも呼ばれます。ウエストサイズが一定以上に大きくなることに加え、高血圧・高血糖・脂質異常の3つのうち、2つ当てはまるとメタボと診断されます。
女性ホルモン低下でこんな症状が
・内臓脂肪が増える
・男性よりもコレステロール値が高くなる
・糖尿病リスクが高くなる
・2人に1人が高血圧になる
50歳を超えたらメタボに注意!!
更年期で閉経を迎える50歳頃からは、女性ホルモンの量がゼロに近づいていきます。これまで体を守ってくれた女性ホルモンが減ることで、メタボ体質の要因となる内臓脂肪が増加しやすくなります。さらには、高血圧や高血糖、脂質異常などを引き起こす危険性も高まるので、メタボへの注意が必要になってくるのです。
「メタボ」といえば、男性のポッコリお腹のイメージが強いかもしれません。でも実は、閉経を迎えて女性ホルモンが激減すると、女性もリスクが高くなるのです。
そこで、これからの人生でメタボを寄せつけず、健康な体を保つため、ライフスタイルにちょっとした工夫を取り入れていきましょう。
女性のメタボにならないための5つのヒント
脂肪燃焼に必要な食べ物を摂る
女性ホルモンが減ってくると、脂肪を分解する働きが低下し、太りやすい体になります。脂肪を燃やすには、まずバランスのよい食事が必須です。これに加えて、脂肪燃焼に効果的な食品である緑黄色野菜や青魚、豚肉などを取り入れましょう。
よく噛んで食べる
唾液に含まれる「パロチン」は、女性ホルモンに似た働きをする成分で、ダイエットをサポートする働きがあります。よく噛んでパロチンを分泌させて。また咀嚼は脳を刺激し体の活動を盛んにするので、エネルギー代謝がアップ。さらに、満腹中枢を刺激して食べ過ぎ防止効果も。
歩く時間を増やす
加齢とともに筋力が落ちてくると代謝が悪くなり、エネルギーを消費しにくくなります。筋力をキープし、エネルギーを使うために、体を動かすことは不可欠です。買い物の時は車を使わない、階段を上るなど、歩く時間を増やして、日々の運動量を増やすように心がけましょう。日々のウォーキングを習慣にすることも効果的です。
1日6時間以上、眠る
睡眠時間が短い人は、6時間以上寝ている人と比べて肥満になる確率が高いとされています。また、良質な睡眠をとると、代謝を促進する「成長ホルモン」や脂質や糖質を分解する「コルチゾール」などが分泌され、太りにくい体に。睡眠時間は、毎日しっかり6時間以上とって。
大豆食品を積極的に摂る
大豆イソフラボンに含まれる「ダイゼイン」は腸内細菌の働きによって、女性ホルモンに似た働きをする「エクオール」を作ります。日々の食卓に大豆食品を取り入れることで、女性ホルモンの乱れによる不調をゆるやかにできるのです。例えば、大豆イソフラボンを1年間摂取した女性(エクオール産生者)では、体脂肪が減少するという研究結果が出ています。
ダイゼインからエクオールを生み出す上で欠かせないのが、腸内細菌である「エクオール産生菌」です。これがなければ、どれだけ大豆を食べてもエクオールを作ることができません。しかし、この腸内細菌を持っているのは、日本人女性の約半分といわれます。また、エクオールを作れる人でも、腸内環境の変化によって作られなくなることもあります。
そこで、大豆を乳酸菌で発酵させて作られた、エクオール含有のサプリメントなどを摂れば、エクオールを直接的に摂取することができます。
当薬局では、エクオール含有のサプリメント「エクエル」を販売しています。不調に悩んでいる方は試してみてはいかがでしょうか。お気軽にスタッフにお尋ね下さい。