5月はイネ科花粉症に要注意

日頃よりドレミ調剤薬局をご愛顧いただき、ありがとうございます。

多く飛散していたスギ花粉もやっと落ち着き、

花粉症の方はホッと一息ついたところではないでしょうか

 

しかし花粉は春だけに飛散するのではなく、スギやヒノキの後はイネ科の花粉のシーズンとなるのを

ご存じですか?

 

■イネ科植物とは

イネ科花粉は4月下旬から飛散が始まり、11月初旬までとかなり長い期間続きます。

イネ科植物にはたくさんの種類があり、

イネ科花粉症の方の中にはお米の稲に反応してしまう方もいますが、

多くのイネ科花粉症の原因植物はカモガヤ、ハルガヤ、ネズミホソムギといった

牧草として海外から輸入されたものです。

寒さに強く繁殖力があるため、雑草として日本に広まったそうです。

 

■生息場所

空地や河川敷、歩道の端などに広く生息していますが、

イネ科の植物の花粉の飛散範囲は数十メートルほどで、近づかなければあまり影響はありません。

しかし気付かずに直接触れてしまうと、

花粉症の症状が強く出たり、花粉皮膚炎という肌あれを起こすこともあるので気をつけましょう。

 

■ピーク時期

イネ科花粉のピークは5月から8月で、特に5月下旬と8月から9月に多くなります。

特にそのような時期には、草地に入らない、近づかないことが大事です

 

■対策

もし、ご自宅の庭などで見つけたら夏前に駆除するのが花粉症予防にもなり、おすすめです

他の花粉と同じく、気温が高めでよく晴れた日には花粉が飛散しやすいので、

外出する際にはマスクをしたり、つばの広い帽子をかぶると良いでしょう。

イネ科花粉症は目の症状が強く出やすいので、メガネも効果的です

伊達メガネやサングラスでも、目に入る花粉の量を減らせます。

 

帰宅した際には、服についた花粉を払ってから家に入り、

洗顔、うがいをして顔や口の中についた花粉を洗い流しましょう

また、布団や洗濯物は特に風の強い日は外に干さないことも

花粉を家に持ち込まない対策として有効です。

 

万が一、イネ科花粉症にかかってしまったら、

春と同様に医療機関を受診したり、早めに薬を服用すると症状が軽くすみます。

花粉症は誰にでもかかる可能性はありますので、いろいろな対策を上手に活用し、

花粉症の季節も快適に過ごしていきたいですね