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低栄養とは、健康な体を維持し活動するのに必要なエネルギーやタンパク質が欠乏した状態のことです
高齢になると、うまく食事がとれなかったり体力も落ちてくるため、低栄養になってしまう人も少なくありません。低栄養は本人も周囲も気付きにくいため、健康診断を受けたときは体重変化やBMI(体格指数)にも目を光らせましょう
低栄養のリスクの目安(体重変化やBMIのチェック)
体重が6か月間に2~3kg以上の減少または半年間の体重減少率※が3%以上の場合は注意が必要です※体重減少率(%)=(半年前の体重‐現在の体重)÷半年前の体重×100
BMI※は、病気との関連で基準が分類されています。高齢者は20以下になると介護の必要度、死亡率が高くなる恐れがあるので注意が必要です※BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))
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35kg |
40kg |
45kg |
50kg |
55kg |
60kg |
65kg |
70kg |
150cm |
16 |
18 |
20 |
22 |
24 |
27 |
29 |
31 |
155cm |
15 |
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23 |
25 |
27 |
29 |
160cm |
14 |
16 |
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25 |
27 |
165cm |
13 |
15 |
17 |
18 |
20 |
22 |
24 |
26 |
170cm |
12 |
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16 |
17 |
19 |
21 |
22 |
24 |
175cm |
11 |
13 |
15 |
16 |
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23 |
BMI簡易チェック表
低栄養予防
高齢の人が摂りたい栄養は、体力のベースとなるエネルギーとタンパク質です。腎機能が低下している人を除き、高齢者が元気に動ける骨格筋を保つには、良質なたんぱく質を十分に摂ることが必要となります
高齢の人に摂ってもらいたい1日あたりの栄養 |
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男性(エネルギー・タンパク質) |
女性(エネルギー・タンパク質) |
50~69歳 |
2450kcal 101g |
1900kcal 78g |
70歳以上 |
2200kcal 91g |
1750kcal 72g |
あまり食事がとれていない人の中には、おかゆを召し上がっている人も多いのではないでしょうか。おかゆのエネルギーはご飯の半分以下のため、もっと栄養をプラスする対策が必要です
また、食べる力が落ちてきた人は誤嚥にも注意して下さい。誤嚥を良く起こすようになると誤嚥性肺炎もおきやすくなります。さらりとした液体にもとろみをつけるなど、誤嚥のリスクを減らしましょう
食欲不振の人に便利なのは栄養調整食品の活用です。食欲がなくても口にしやすく、手軽にエネルギーやタンパク質などの栄養素を補給することができるのでおすすめです
これからの暑い季節、食欲も落ちてきやすいですが低栄養に気を付けてお過ごしください