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　2024年10月より外来患者様を対象に「長期収載品の選定療養」が施行されます。

　選定療養＝「患者様の希望によって選択できる療養」で、既存の選定療養としては入院時の差額のベッド代などがそれに当たります。

　「長期収載品」とはジェネリックの発売が開始されてから５年以上経過している先発医薬品や、ジェネリック発売後５年経っていないけれどジェネリックへの置換率が５０％以上の先発医薬品など条件があり、１０９５品目が対象となっています。

　この度の「選定療養」では、病院や薬局で薬が処方される際に患者様自らがジェネリックがある長期収載品を希望した場合に、長期収載品とジェネリックとの差額の４分の１を患者様にご負担していただくことになります。

　継続的に服用・使用してきたお薬の中に選定療養対象のお薬がある場合、引き続き長期収載品を希望されると１０月以降窓口負担が増える場合があります。ただし、効能効果の違いや副作用歴など医療上の必要性があると医師が判断する薬や、出荷停止や出荷調整によって薬の在庫がなくジェネリックを提供できないなど、条件によって長期収載品を処方した場合でも選定療養の対象外になる場合があります。

　ジェネリックに変更することで薬価も安くなり、医療費負担を減らすことができます。長期収載品目以外のお薬も含め、ジェネリックを検討される際に「ジェネリックに変えたら他に飲んでいる薬との飲み合わせが心配」「今までの薬と剤形や使用感に違いはあるのか？」など、気になることがあればお気軽に薬剤師におたずねください。