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8月も、もうすぐ終わってしまいますが、まだまだ暑い日が続きますね
夏~秋にかけてのこの時期は、帯状疱疹を発症する方が増えやすいと言われています。
帯状疱疹とは?
帯状疱疹は、水ぼうそうと同じ水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。
ウイルスといっても人から人へうつるのではなく、子供の時に発症した水ぼうそうのウイルスが体
内の神経節に残っていて、体の抵抗力が落ちたときに、潜んでいたウイルスが活発になって痛みを伴う発疹などの症状が出ます。
これが、帯状疱疹です!
この時期は、暑くて寝苦しかったり夏バテによる疲れが原因で、身体の免疫力が低下し、発症しやすくなると言われています
帯状疱疹の症状
数日~10日間ほど神経痛のような痛みがあり、その後、身体の左右どちらか一方の神経に沿って帯状に赤い発疹が出現するのが特徴です。
赤い発疹に続き、中央部がくぼんだ特徴的な水ぶくれが出現しますが、皮膚と神経の両方でウイルスが増殖して炎症が起こっているため、皮膚の症状に加えて強い痛みがあります。
できるだけ早めに治療を!
帯状疱疹は、発症時に強く痛むだけでなく、治ったあともいつまでも痛みが続く帯状疱疹後神経痛になることもあります。
また、顔や頭にできると、目に感染して視力障害を起こしたり、顔面神経の麻痺を起こしたりすることもあります。
後遺症を残さないためにも、症状が出たらできるだけ早い時期に受診して、治療を受けましょう
帯状疱疹はワクチンで予防できます
帯状疱疹の予防には、主に50歳以上の方を対象としたワクチンがあります。
水ぼうそうにかかったことがある人は、すでに水痘・帯状疱疹ウイルスに対する免疫を獲得していますが、年齢とともに弱まってしまうため、改めてワクチン接種を行い、免疫を強化することで帯状疱疹を予防します。
予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐものではありませんが、たとえ発症しても症状が軽くすむという報告もあります。